投資初心者がほぼベストの方法で５％の利回りを目指せる本
投資本で高評価の著書が多い山崎元さんが書かれた本で、
題名の「お金の増やし方を教えてください」という
タイトルに引かれて購入した本です。
山崎元さんが書かれた本で、以前読んだ
「ほったらかし投資術」が良い本だったのも
手に取った理由の一つです。
ムダなことははっきりとムダと切り捨てる山崎節は健在で、
購入して正解の本でした。
著者の山崎元さんについて
著者の山崎元さんは、
東京大学経済学部を卒業後、三菱商事に入社した後、
野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、
パリバ証券、山一証券、明治生命、UFJ総研など、
計12回転職したという経歴の方です。
現在は、楽天証券経済研究所客員研究員をされつつ
株式会社マイベンチマークの代表取締役をされています。
冒頭で「山崎節」と書きましたが、
「投資をするなら銀行には近づかない方がいい」とか
「医療保険は必要ない」とか
「外貨預金は銀行のカモ」など、
金融業界に身を置きながらも
必要ないことはハッキリと「必要ない」と言われている方です。
必要ないことをハッキリと言う姿勢に
好感が持てる方です。
本書の概要
金融のプロである山崎元さんが
定期預金しかしらないド素人の大橋弘祐さんが
投資について指南するという内容です。
会話形式なので読みやすく、
大橋さんのツッコミがあったりと
読んで楽しい本でもあります。
第１版発行が2015年11月17日で
私が購入した第９版発行が2016年2月16日で
この時点でオビには「６万部突破」となっています。
図解版も出ていて、こちらのオビには
「シリーズ３０万部突破」と
書かれているように、非常に売れた本です。
第９版までに３カ月と凄いペースで売れたことが分かりますね。
本書の内容
本書は５つの章で構成されています。
第１章：お金を安全に持っておく
第２章：ちょっとリスクをとって運用する
第３章：お金を使う
第４章：トクする制度を使って実際に運用してみる
第５章：年金と確定拠出年金
第１章では、個人向け国債を中心に
銀行のビジネスモデルについてや
いかに複利を利用すべきかについて解説しています。
第２章では、投資信託についての解説と、
具体的な推奨商品が紹介されています。
推奨商品も、なぜこれを運用すべきかの理由についても
きちんと解説されています。
第３章では、家は購入するべきか、
医療保険と生命保険の必要性について
検討すべきポイントについて解説されています。
第４章では、NISAについての解説と
推奨商品を実際に購入するまでの手順について解説されています。
第５章では、確定拠出年金の紹介と
具体的にいくらトクをして
どの商品を運用すべきかについてまで
具体的に解説されています。
本の最後に「まとめ」として
具体的に何をするべきかを
３ページでまとめられています。
本業の仕事をしっかりとやって、
投資の事まではあまり考えられないという方は
ここにまとめられている通りに
実行すれば間違いないでしょう。
まとめ
本書を読むだけで、
投資の初心者が「ほぼベスト」と言える方法で
「プラス５％ぐらいの利回り」を
目指すことができます。
貯金しかしていなくて漠然と将来に不安を持っているけれども
投資って何から手をつけていいのか分からないという方に
是非ともおススメしたい本です。
