15年以上手放せない「イヌが教えるお金持ちになるための知恵」

古くても色あせないお金についての名著

単行本が2001年出版、
文庫本が2008年出版と少し古い本になります。

手元にある単行本は、
2001年3月30日発行の第14版です。
第1版が2001年1月30日ですから
発行当時に非常に売れたことが分かります。

私もこの本を手に取ったのは随分前になります。

これまでビジネス書など、
色々な本を買ってきて
手元に置いておけないものは売ってきましたが、
この本は手放すことができずに
ずっと持っています。

手放すことができないのは、
自分自身が学ぶこと以外に
子供にも読ませたいという理由があります。

主人公は11歳の女の子キーラです。
キーラが傷だらけの犬マネーを
助けたところから物語が始まります。

キーラはお金との付き合い方を
マネーから学びながら成長していきます。

読者もキーラと一緒になって学べる構成になっています。

本書では、お金の法則が34個紹介されています。
これが本書の根幹となる部分となっていますが、
物語の中で語られることで
より理解しやすく、納得しやすい内容になっています。

著者のボード・シェーファーさんについて

著者のボード・シェーファーさんはドイツ生まれで
16歳の時にアメリカに渡っています。

様々な経験をもとに、誰でも分かりやすい
お金儲けの方法を考案し、
ドイツで出版された著書は
いずれもベストセラーになっています。

本書の概要

本書がどのような想いで書かれたのか、
前書きに著者のボード・シェーファーさんが
書かれていますので、ご紹介します。

「富の法則を理解することは簡単ですが、
それを実行に移すのはそうやさしいことではありません。

そのためには時に助けが必要です。
どんな助けが必要かは本書に書いてあります。」

「この本は、あなたが富を獲得して
成功をおさめる道案内をします。
けれどもこれは情報を満載したお金の本ではありません。

お金についての知識はたしかに便利かもしれませんが、
そうした知識をいくらつめこんだところで
富と人生の幸福を獲得することはできません。

ですからここでは最低限必要な知識だけにとどめました。
つまり私自身が経験して確かめた方法だけを紹介します。」

このように単なるお金についての知識だけではなく
お金持ちに至るための考え方について学べる本になっています。

この部分は時間が経っても変わらない
普遍的な法則と言えるでしょう。

ですから、私がこの本を手に取って
15年以上経ちますが
未だに色あせない名著となっています。

まとめ

お金を儲けるための知識を付けるというよりも
お金との付き合い方を学ぶことを
主眼に置いた内容になっています。

著者のボード・シェーファーさんが
自らの人生で経験してきた
34個のお金の法則を
物語を通してより深く理解することができる
構成になっています。

私は、本書をぜひ子供にも読ませたいと思っています。