オシレーターをしっかり活用して高確率トレードを実践しよう!

オシレーターとは

ストキャスティクスやRSI(相対力指数)、モメンタム、MACD(移動平均収束拡散法)、価格オシレーターといったモメンタムオシレーターと呼ばれる指標のことです。

オシレーターに共通するのは、0~100の間もしくはゼロラインを中心に往復するというような決まったレンジ内を上下するということです。

オシレーターの特徴

トレンドの方向、動きの強さ、反転の可能性といった相場の動きを教えてくれる指標で、仕掛けや手仕舞いのタイミング、ポジションを長く保持しすぎていないかを教えてくれるものです。
方向感のない相場では、天井や底を知るのに有効です。

オシレーターの動きの特徴

価格が継続して上昇しているとオシレーターも上昇します。
価格の上昇が止まり高値が更新されなくなると、オシレーターは下落に転じます。

ここで注意したいのは、オシレーターが上限もしくは下限をヒットしたからといってトレンドが必ずしも終わる訳ではないということです。
オシレーターが上限もしくは下限に留まっている場合はトレンドが強く、そのまま継続することを示しています。

オシレーターの使い方

買われ過ぎラインと売られ過ぎラインを引く
0~100のレンジで往復する指標の場合、
買われ過ぎラインは70~80
売られ過ぎラインは20~30に引く

オシレーターが買われ過ぎラインもしくは売られ過ぎラインにヒットした後に反転すると、相場の向きが変わると見てよいです。

オシレーターでの取引

これから仕掛ける場合は、買う場合は買われ過ぎラインからの押しを待って仕掛けて、売る場合は買われ過ぎラインをヒットしたら素早くタイミングを見計らって仕掛けるようにしましょう。

ポジションを持っている場合、オシレーターが買われ過ぎや売られ過ぎのエリアにいるときには利食いや一部を手仕舞いすることを考えた方がよいでしょう。

オシレーターで使用するパラメーター

オシレーターに使用するパラメーターは、基本的にどの市場のどの時間枠でも同じものを使うと良いです。
例えば、ストキャスティクスでは、14, 3, 3というパラメーターを使うことが一般的で、特に理由がない限りはそのまま使ってよいです。

14は対象期間で、過去14日間を対象とするものです。
1つ目の3は%Dを算出する際に単純移動平均を取る期間で、2つ目の3はスロー%Dを算出する際の単純移動平均を取る期間のことです。
数字を大きくすると、対象期間が長くなります。
特に理由がない限りはこの数字をそのまま使ってよいです。

オシレーターを使ってトレードのタイミングを計る

オシレーターを見ていると買われ過ぎ圏が分かってきます。
上限にあるときは相場はすでに上昇した後で押す可能性が高く、買いのタイミングとしては良くないです。

例えば、買われ過ぎてもなお上昇を続けているときに押しを待っていたためにトレードを逃してしまったということも、結果として買われ過ぎた市場で買うよりも高確率トレードにつながります。

オシレーターをトレンドと連携させる

オシレーターはトレンドフォロー型インジケーターと組み合わせると高確率トレードにつながりやすいです。

トレードの原則は、メジャートレンドの方向にトレードすることでした。

オシレーターとトレンドを組み合わせたトレードの手順

  1. トレンドフォロー型インジケーターでトレンドを見つける(上昇トレンドがあるので買いを入れたい)
  2. オシレーターで売られ過ぎラインに下がるのを待つ

オシレーターの最重要な3つの使用法

1.値の上限、下限付近に達したときに最も利用価値が高まる

買われ過ぎ、売られ過ぎつまり、高すぎ、安すぎがあるということ

2.重大な警告

オシレーターの値が極端に振れている状態でオシレーターと価格の動きが逆行しているとき

3.トレード上重要なシグナル

ゼロライン(中心線)と交差する動き
この場合はトレンドと同じ方向にポジションを取る

まとめ

オシレーターは主にトレードのタイミングを教えてくれる指標

非常に有用な指標なので、その特徴をよく理解して活用するとよい

トレードのタイミングを計ったり、トレンドフォロー型インジケーターと組み合わせると高確率トレードにつながりやすい